ルームシューズのサイズ選び。失敗しない足の測り方と、素材別の考え方

ルームシューズのサイズ選び。失敗しない足の測り方と、素材別の考え方

ルームシューズは、靴と違って試着せずに買うことがほとんどです。そして届いてから「少し小さい」「かかとが余る」となる。返品や交換ができればまだよく、面倒で結局そのまま我慢している人も多いと思います。

この記事では、失敗の原因になっている「靴のサイズ」と「足の実寸」のずれ、紙1枚でできる足の測り方、そして素材別に大きめと小さめのどちらを選ぶべきかをまとめました。当店のアルパカフェルトのルームシューズで、実際に交換依頼を受けてきた経験に基づいています。

先に結論

  • 基本は「普段の靴と同じサイズ」。「小さめが馴染む」は素材によっては当てはまらない。
  • 24.5cmなど0.5刻みの人は、1cm刻みの製品なら切り下げ。履くうちに馴染んで伸びるので、小さい方がちょうどよくなる。
  • 迷ったら靴のサイズではなく足の実寸(足長)で選ぶ。測り方は紙1枚で2分。
  • 厚手の靴下で履く人、幅広・甲高の人も、普段の靴と同じサイズ。幅は馴染みで吸収できるので、切り上げない。

なぜ失敗するのか:靴のサイズは足の実寸ではない

「24cm」の靴を履いている人の足の実寸は、たいてい23cm前後です。靴には「捨て寸」と呼ばれる余裕が約1cm入っていて、表記サイズは足の実寸より大きく作られています。しかもこの余裕はブランドや靴の種類で違い、スニーカーは大きめ、パンプスは小さめに感じることが多いです。

つまり「普段24cm」という情報には、最初から±0.5cmくらいの幅があります。ルームシューズのサイズ表がどの基準で作られているかも製品ごとに違うので、靴のサイズだけで選ぶと、この二重のずれで失敗します。

足の実寸(足長)の測り方

  1. A4の紙を床に置き、その上に素足で立ちます。座ると足が小さく測れるので、体重をかけて立ってください。
  2. かかとの一番後ろと、一番長い指の先に、鉛筆で印をつけます。壁にかかとを付けると、かかと側の印が正確になります。
  3. 2つの印の間をものさしで測ります。これが「足長」です。
  4. 左右両方を測り、長い方の数字を使います。左右で0.5cm違う人は珍しくありません。

夕方は足がむくんで大きくなるので、迷うなら夕方に測ってください。ルームシューズは1日の終わりに履くことが多いからです。

素材別に「大きめ・小さめ」どちらを選ぶか

ここが一番大事なところで、素材によって答えが逆になります。

素材 履くうちにどう変わるか 選び方
化繊ボア・フリース 中の毛がへたって、だんだんゆるくなる ジャストか、やや小さめ
綿パイル・布 洗うと少し縮む。伸びはしない ジャストか、やや大きめ
ウール・アルパカのフェルト 指先が軽く当たる程度なら、縦にも横にも馴染む ジャスト。0.5刻みは切り下げ
革(内側ボア) 幅も長さも少し伸びる ジャストか、やや小さめ

フェルトのルームシューズは、履くうちに足の形に馴染みます。指先が軽く当たってフィットする程度なら、縦にも横にも数日で馴染むので、この状態は「小さい」ではありません。指を曲げないと入らないほどきつい場合だけが小さすぎです。一方、当店に届く交換のご相談で多いのは「少し大きい」です。履くうちに伸びるぶん、迷ったら小さい方を選ぶ方が失敗が少ないです。

状況別の目安

  • 素足で履く、幅は普通〜細め: 普段の靴と同じサイズ。
  • 24.5cmなど0.5刻み: 切り下げて24cm。切り上げると、かかとに隙間ができて歩きにくくなります。
  • 厚手の靴下と合わせる: 普段の靴と同じサイズ。靴下の厚みは幅の馴染みで吸収できます。
  • 幅広・甲高: 普段の靴と同じサイズ。フェルトは足の形に馴染むので、ひとつ上にする必要はありません。
  • プレゼント: 本人の靴のサイズが分かればそのサイズ。分からなければ、交換無料の店で買うのが一番確実です。

届いてから確かめること

  1. 室内で数分履く。指先が軽く当たる程度なら数日で馴染むので問題ない。指を曲げないと入らないほどきつければ小さすぎ。
  2. 歩いてみて、かかとが抜けないか。少し隙間があっても、快適に歩ければ問題ない。
  3. どちらも快適でなければ、交換無料の期間内に交換する。

Pies de Alpaca のサイズについて

当店のアルパカフェルトのルームシューズは、22cmから28cmまで1cm刻みの7サイズです。目安は「普段の靴と同じサイズ、0.5刻みは切り下げ」。足長で選ぶ場合は「足長+約1cm」が表記サイズです(例:足長23cmの方は24cm。23.5cmの方は24.5となるので切り下げて24cm)。最初は指先が軽く当たる程度で始めるのがちょうどよく、大きめを選ぶと履くうちにゆるくなります。それでも合わなければ、1回まで往復送料当店負担で交換しています。サイズに迷ったら、足長と普段の靴のサイズをDMかメールで送ってもらえれば個別にお答えします。

よくある質問

サイズ表の「23cm」は足長ですか、靴のサイズですか?

製品によって違います。日本のルームシューズは「靴のサイズ」基準で書かれていることが多いですが、海外製品は足長基準のこともあります。分からなければ、足長を店に伝えて確認するのが確実です。当店は「足長+約1cm」が表記サイズです。

大きめを買って中敷きで調整するのはどうですか?

布や化繊の製品なら有効です。フェルト製品は中敷きを入れると幅が窮屈になり、馴染む余地がなくなるので、おすすめしません。

子ども用や、22cm未満はありますか?

当店では22cmからです。それより小さいサイズは、子ども向けブランドの製品を探してください。

まとめ

ルームシューズのサイズ選びは、「靴のサイズ」と「足の実寸」のずれを知り、素材ごとの変化を知れば失敗が減ります。特にフェルトは指先が軽く当たる程度なら縦横ともに馴染むので、迷ったら小さい方を選び、届いたら室内で確かめてください。

暖かさや蒸れの観点での選び方は暖かいルームシューズの選び方で、素材の違いはウールとアルパカの違いで詳しく書いています。

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